記事を書く上では欠かすことができない見出しタグ。
この記事ではh1
からh6
まである見出しタグの使い分けや、SEOとの関連性について説明します。さらに見出しを中心として文章の構造を考えながら記事を書くことで、自然と読みやすい記事が作成できるので、いま一度きちんとおさらいして効果的に見出しタグを使っていきましょう😉
目次
見出しタグとは?
まずは見出しタグの基本についてみていきます。
見出しタグのh
はheadingの頭文字で、h1
からh6
まで全部で6種類あります。数字が小さいほど重要度が高い見出しになります。HTMLでは以下の例のように見出しタグでテキストをはさむことによって、「ここが見出しです」と検索エンジンに伝えることができます。デフォルトだとh1
が一番大きな見出しになり、h6
に向かうにしたがって見出しの文字の大きさが小さくなっていきます。
<h1>H1タイトル</h1>
<h2>H2タイトル</h2>
<h3>H3タイトル</h3>
<h4>H4タイトル</h4>
<h5>H5タイトル</h5>
<h6>H6タイトル</h6>
See the Pen 見出しタグの例 by yusuke1110 (@yusuke1110) on CodePen.
ちなみにh7
、h8
などはありませんので注意してください。
見出しタグはネット上の文章の構造をユーザーと検索エンジンの両方に対して、正しく伝えるために使うものです。この「ユーザーと検索エンジンの両方」というのが重要で、これが見出しタグがSEOに影響すると言われる所以です。例えばh1はページタイトルを表しますが、記事の内容を簡潔に表す事で、検索エンジンにページの内容を正しく伝える事ができます。
さらには見出しが効果的に使用された読みやすい文章は、ユーザーにとってその記事を読み進める重要な指標となり、ユーザーに評価されるとその記事は「優良な記事である」と検索エンジンが判断してくれます。このように、見出しタグを有効に使うことで、ユーザーと検索エンジンの双方に評価される記事を書くことができます。
見出しタグのルール
見出しタグの使い方にはルールがあり、そのルールに従って正しく使い分けることが重要となります。これはユーザーからの評価、そして検索エンジンからの評価につながる重要な指標となりますのでしっかり抑えておきましょう。
h1〜h6の使い分け方
あえて書くほどのことでも無いのですが、まずは一般的な使い分け方を書いておきます。
h1
:ウェブサイトや記事のタイトルh2
:一番大きいセクションのタイトルh3〜h6
:下のセクションの中をさらにいくつかにわけるための小見出し
あくまでも一般的なHTML構成の前提となりますが、h2は章を表し、それ以下のh3〜h6は小見出しと考えるとわかりやすいかもしれません。
h1〜h6の順番に気をつける
例えば文章をプレビューで確認したとき、文字の大きさがちょうどいいから、といってh5
の見出しタグから始めたりするのはNGです。必ずh1
から順番に使っていく必要があります。
たとえば、この記事を例に考えてみます。
<h1>h1はページに一度しか使ってはいけない?SEOに効果的な見出しタグの使い方</h1>
<h2>見出しタグとは?</h2>
<h2>見出しタグのルール</h2>
<h3>h1〜h6の使い分け方</h3>
<h3>h1〜h6の順番に気をつける</h3>
<h3>h1タグは複数回使ってもOK!でも使いすぎはNG</h3>
<h2>SEOとの関連性</h2>
<h2>まとめ</h2>
タイトル以下に大きくわけて4つのセクションがある本記事ですが、その中でも、さらに小見出しに分割して小さな文章のかたまりに分けることで、整理された簡潔な記事に仕上げることができます。
セクションが分かれておらず、文字を大きく見せたいから、小さく見せたいから、などというデザインの都合上だけで順不同で見出しタグを使っていると、文章の構造がめちゃくちゃになってしまうので気をつけましょう。
h1タグは複数回使ってもOK!でも使いすぎはNG
これまでSEOのしきたりとして「h1タグは1ページに1回しか使ってはいけない」という暗黙の了解が存在してきました。しかし、実はh1
タグは1回のみでなくてもいいのです。それどころかh1タグは無くても良いんです。
検索エンジンは十分に進化し、h1タグが無くてもページの内容をきちんと認識できるようになりました。ようは見出しタグを使って文書を整理し、読み手にとって読みやすい文書となっていればいいということなんですね。
とはいえ、見出しをすべてh1
にするなど極端なことはユーザーにとって読みづらい文書につながり、結果的にページの評価が下がる原因になります。結局、SEOに対する直接的な影響は少なくなったけれども、わかりやすいページの構成にするならば、結果h1
は1つか2つくらいに収まるのではないでしょうか。
SEOとの関連性
ここまででもSEOに関していくつか書いてきましたが、SEO対策のためには見出しタグ内に無理のない範囲でターゲットキーワードを入れていきましょう。「無理のない範囲で」というのが重要で、無理やりキーワードを入れ込んだ事によって読みづらくなってしまうと本末転倒です。
SEOと見出しタグに関連性があることは間違いありませんが、まずは読み手にとっての読みやすさや有益かどうか、ということを優先する必要があります。
まとめ
ということで、この記事ではh1〜h6の見出しタグの使い方をご紹介しました。
文章の構造が見出しタグを使ってきちんとした階層構造をとっていると良いことが2つあります。
- 読み手であるユーザーにとって自然と読みやすい文章構造にすることができるということ
- 文章の構造がきちんと階層構造になっていると検索エンジンに対しても伝えられること
特に1つめのユーザーにとっての利益が考えられているというところがクリアできてはじめて、検索エンジンにも評価されることになりますので、構造を意識しつつ文章を書いて行くことは大切です。書籍の目次が参考になりわかりやすいので、確認してみてください。タイトル、章、小見出し、、という順に整理されているハズです。ウェブ上では、このタイトルや章などを、見出しタグを用いて表示しているわけですね。
いきなり文章を書き始める前に、まずは文章の構造を考えるステップから始めてみると自然で読みやすい文章に仕上げることができます。世の中にあるいろいろな文章を参考にしながら、皆さんもより良い見出しを考えてみてください✨